| 竹取物語 〜その2〜 | |
この女の子の姿は、まばゆいばかりに美しく、この世のものとは思えないほどだ。 じいさんの邸の中は、その隅々にまで光が行き届いたようだった。 じいさんは、心身共に具合の悪い時も、この女の子の姿を見れば すっかりおさまった。 また、何事か腹の立つことがあった時でも、やはりこの女の子の姿を見れば それもおさまるのだった。 竹取のじいさんは、長いこと黄金の詰まった竹を取ることが続いたため、 今ではすっかり大富豪である。 女の子も、とても大きくなったので、三部屋戸斎部の秋田という人に頼んで 名付け親になってもらうことにした。 秋田は、「なよ竹のかぐや姫」と女の子を名付けた。 この命名の日から三日間、宴会は続いた。 手を打ち鳴らし、あらゆる遊びをしたのだった。 男共は誰も彼も、差別することなく受け入れられ、盛大に宴会は繰り広げられた。 世間の年頃の男共は、その身分が高貴であろうがそうではなかろうが、 どうやってこの美しいかぐや姫を妻にするべきか、と様々な噂を聞いては 恋の病に苦しんだ。 ⇒その3へ ⇒竹取物語その2、ぷちぷち小話へ ⇒竹取物語トップへ |
http://tenten.yu-nagi.com/
Copyright © 2006 優&岳 all right reserved.