竹取物語 〜その2〜

この女の子の姿は、まばゆいばかりに美しく、この世のものとは思えないほどだ。
じいさんの邸の中は、その隅々にまで光が行き届いたようだった。

じいさんは、心身共に具合の悪い時も、この女の子の姿を見れば
すっかりおさまった。
また、何事か腹の立つことがあった時でも、やはりこの女の子の姿を見れば
それもおさまるのだった。


 竹取のじいさんは、長いこと黄金の詰まった竹を取ることが続いたため、
今ではすっかり大富豪である。

 女の子も、とても大きくなったので、三部屋戸斎部の秋田という人に頼んで
名付け親になってもらうことにした。
秋田は、「なよ竹のかぐや姫」と女の子を名付けた。

 この命名の日から三日間、宴会は続いた。
手を打ち鳴らし、あらゆる遊びをしたのだった。

男共は誰も彼も、差別することなく受け入れられ、盛大に宴会は繰り広げられた。




 世間の年頃の男共は、その身分が高貴であろうがそうではなかろうが、
どうやってこの美しいかぐや姫を妻にするべきか、と様々な噂を聞いては
恋の病に苦しんだ。


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