竹取物語その3、プチプチ小話。

 寒い寒い が口癖ですが、夏なんぞよりも圧倒的に冬が好きな優です。
 こんにちは。


 さて、竹取物語もやっとこさ「その3」まできました。
今回、何が目に止まるのか、といったら


よばい


えーーーーーー!

よばいって!
よばいって!!!!
あのよb

( 何度も連呼するところじゃないだろうに・・・)



ストップストップ。
そこで速攻でページを閉じたりしないでください、お客さん。

ここで出てくる「よばい」を、その、なんですか、皆さん知るところの
あの「よばい」といきなり直結させないでください、はやまらないでください。


もともと、「よばい」とは「よばう(呼ばう)」、相手に求婚することが語源です。
嘘だと思ったら、辞書で調べてみてくださいよ!
いくら私が言うことでも、たまにはホントのコトがあるんですッ!

 ・・・・・・・・。)

それが俗語化した、とでも言いますか、
相手女性の、いわゆる寝室にそうっと忍び込む「夜這い」に変わったのです。


源氏物語でも、たびたびそんな場面が出てきますが、
当時の女性というのは、几帳の奥に住まい、兄弟ですら、その顔を見ることは
容易な事ではなかったと言います。
仮に几帳という間をクリアできたとしても、女性は顔を扇で隠す習慣もあったので
想い人の顔を見るだけでも一筋縄ではいきません。

几帳を起き、殿方と話をするときは大抵の場合、間に人を立てて、
つまりは「●▽様が×□と仰せです」と。

こんな感じだったわけですね。

ですから、というのもなんですが、当時はこの竹取物語のように
想い人の様子を、躍起になって家人に聞こうとしたり、
垣根に穴を開けてまで覗き見ようとする貴公子がわらわらと集まるのは
別におかしなことでもなかったわけです。

今の時代から考えれば実に滑稽ですし、ストーカー的行為で
犯罪にもなりかねませんが・・・・・。





噂ってぇのは残酷なもので、

「●□の辺りに住んでる×▲さんとこの上のお嬢さんがたいそうなべっぴんらしいよ」

なんて話が一人歩きして、さて、その噂に乗せられて
首尾よく忍んでいってみたらば、なんだ、それほどの事はない。
むしろ不具ではないか、なんてこともあったそうです。


まったく、噂なんてあてにならないものです。


物語の中の殿方の中にも、もしかしたら
会うことはおろか、返歌すらも姫から届かないので、当て付け半分で
「もしや あの姫は本当は噂ほどではないのかも・・・」
なんて触れ回った輩もいたかもしれませんねぇ。


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